自己啓発はセルフで。教祖は自分で。

本を読みました。

ちゃんと読んだのは、、、いつぶりか、覚えていません。文字を読んで、情景をイメージする。改めてするのは意外と難しい。
イメージできる脳みそにチューニングするまで、その文章を理解できるまで、初めのうちは1行を何度も読んで咀嚼しました。

読んだのは「ムーミン谷の冬」
ムーミンかい、って思ったでしょう。

ムーミンといえば、岸田今日子さんのイメージがあるのですが、調べると、わたしが見ていたであろう「楽しいムーミン一家」には岸田今日子さんは登場していないのです。なんなのでしょう。たまにあるよねこの現象。

まぁいいんだけど。それでね。
ムーミングッズは度々お買取りでやってきます。こちらが意図せずとも出会うのです。だけど、どうも、わたしの知っているムーミンの世界観ではないのです。
ほっこり、あったか、北欧~☆って感じに見えます。

一方、わたしの持っていたムーミンのイメージは

  • 冷たい青の暗い谷間
  • 鬱々とした心
  • 複雑な関係

暗くてジメジメしてて、なんかこわい。見ていて楽しい、かわいいなんて思ったことがない。
それでもなにか惹かれるのは、その暗い谷間への興味だったように思います。

そんなわけで、ずっと読んでみたかったトーベヤンソンの書いたムーミンを読むことにしました。

先述した通り、本を読むのはものすごい久しぶりです。チャレンジしたことはあっても、子供を産んでから読み切れた試しがなかったのです。時間が出来れば睡眠を取りたかった。
でも今回は本気です。
多少の無理をしてでも読み切るつもりです。
外に出かける時は必ず持って出かけました。釣りも。病院も。学校の説明会も。
寝る前は枕元へ。

そしてとうとう読み切ったのです!流し読みの読んだふりではなく、きちんと咀嚼して、わたしの知になったのです!!
ただ「ムーミン谷の冬」を読み切っただけの事をこんなに長々としたためているのは、これがただの読了記録ではなく、育児のステージが変わり、あの頃しまっておいた自分自身のピースを引っ張り出せた、記念すべき1冊だから。
どうしてもこの気持ちを残しておこうと思います。
それだけを残しておきたいから、とくに「ムーミン谷の冬」について書く必要もないのですが、せっかくなのですこしだけ。

 

物語は、冬眠中のムーミン家族の中で、冬の真っただ中なのに、ムーミントロール(いわゆる主役のあのムーミンです)だけが目を覚ましてしまうところから始まります。

真冬の世界に初めて出たムーミントロールは、普段なら絶対関わらないものたちで築き上げられている世界に気が付きます。
夏になると使う自分たちの水浴び小屋には、別の生き物が住んでいるし、目には見えない生き物たちが、見えない場所で生活していることに気が付きます。

だいたいのことをすぐ忘れてしまう者もいれば、狼にあこがれる犬がいたり、暗い場所で隠れたがる生き物もいれば、やたら意識の高い、全員と仲良くしたいタイプの、自信満々で上昇志向のおじさんがいたりします。
真冬の世界に出たばかりの不安でいっぱいのムーミントロールにとっては、こそこそと隠れる者にこそ、ずるくていやしいと嫌悪感をいだいていたのに、春が近づいてきて、冬にも慣れてきたころには意識高いおじさんに「どっかいってほしい」と思って距離を取ってしまう。そのへんが、とてもリアルなのです。

破天荒なミィの生き方や、ありのままに受け止めるおしゃまさん(今ではトゥーティッキって名前に統一されたみたい)のスタンスは、ムーミントロールにとって異質だったのに、それを吸収していろんな生き物の、いろんな事情を「そういうもの」として受け止めていく姿が、わたしにとってすっごくタメになりました。

わたし自身は「わたしのありのままを受け止めなさいよ」なんてなかなか思えない。
でも、人に対しては、なるべくおおらかに受け止めて生きていたいな、と常々思っています。

そういったタイプの自己啓発系の本とかは一切読む気にならないし、読めないんですけど、作中でおしゃまさんが言っていた

この一言がその通りだと思うのです。

「○○に最短でなる方法」とか「1か月で○○になる30の法則」とか、なんかよくわかんないけど、そんなの読んでも結局自分の経験次第すぎて。

「どんなことでも、自分で見つけださなきゃいけないものよ。そうして、自分ひとりで、それをのりこえるんだわ」

わたしはこれを胸に生きていこうと思った1冊でした。
物語を読むのが苦手な人には全くおススメできませんが、わたしの持っていたムーミンのイメージは間違っていなかったし、今までよりもムーミングッズを可愛がることができそうです。

 

ムーミングッズ以外も、、、

お問い合わせはお気軽に!

お買取りのご依頼やご相談など

日ごろからありがとうございます。

営業日や営業時間のご確認は各SNSをご確認いただけますと幸いです。

QR、ポチっとでトビマス!

 

い ん す た

え っ く す

もちろん、お電話でも大歓迎です!

 

引き続きご依頼、ご相談、

よろしくお願いします!

これからも進歩状況や入荷のお知らせなど

わたし雑貨店ホームページ(https://watashizakkaten.com/
エックス(https://twitter.com/watashizakkaten
インスタグラム(https://www.instagram.com/watashizakkaten/)
フェイスブック(https://www.facebook.com/watashizakkaten

でご報告いたします。

LINEでもカンタンに査定できるかも。

ぽちっと↓

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事